2013年9月8日日曜日

昔の話 1話 (葬儀屋) 自分と社長


自分は昔、葬儀屋に就職した事があります
そこは少し大きい民家で
社長と奥さんと自分しか社員はいませんでした
季節は丁度真冬の風が痛くなる日
初めての就社の時緊張しながら入ると
社長がソファに座っていて
ビール券の束を封筒に小分けにして
入れていました
社長「おう、何してんだ、手伝え」と言い
自分「ハイ、分かりました」と
ろくに挨拶もできないまま
多分何百万円分のビール券を15枚ぐらいを小分けに
封筒に入れるのが最初の仕事でした
その社長は変わり者で自分が座ってる
ソファの目の前にあるライターを
遠くにいる奥さんに「おいライター」と言い
わざわざとらせたりする人でした
手を軽く伸ばせば取れる距離なのに
変わり者です
それからビール券を全部入れ終り
社長が「じゃあ、案内する」と言い
家の裏の場所に案内されました
そこには遺体を運ぶ特別製の黒いワンボックスカーと普通車が2台
小さなプレハブ小屋と色んな葬儀道具が置いてある倉庫がありました
社長は車を自慢げに話始めました
「この車は特別製だとか」「何百万円するだとか」
自分は自慢話何で半分聞き流しながら聞いてると
最後に笑いながら「これ、お前が運転して傷つけたら殺すよ」
と言いました
そこだけは、今でも覚えています
そして倉庫を案内してくれました
色々な道具えを教えてもらって最後に
横に細長い小さいドアが4つ付いた
鉄のデカイ箱が置いてありました
社長は鉄の箱   バン   と叩き「これ何に見える?」と言い
自分は「さあ、わからないです」と答えると
社長が「これは遺体を入れる冷蔵庫だ今も2体、死体が入っている、見たいか」
自分は「結構です」と答えると
社長が「いいから見てみろよ」と言い
冷蔵庫を開けました
中には白い布でグルグル巻きになっている
多分、遺体が見えました
社長が冷蔵庫を強く閉めると
「いいか、ここに遺体があるのは近所の人は誰も知らない
苦情が来るからな、絶対喋るなよ
でも可笑しいよな、周りのみんな知らないんだぜ
ここに死体があるの」といい
ゲラゲラ笑い始めました
自分は愛想笑いしか出来ませんでした
それから自分をプレハブ小屋の中に案内して
「ここで待機だ」と言い
自分を置いて社長は出てしまいました
自分は何もせずただ時間の過ぎるの待ちました
5時になり社長来て
「よし、終わりだ、帰っていいぞ、でも、携帯の電源は絶対切るな」と
言い自分は家に帰りました
それから三日間
仕事に来てもプレハブ小屋で何もせず
待機で暇な日が続きました
でも、とうとう来たのです
あの日が......,,,,続く

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