あれは4日目の夕方
仕事が終り、家に帰り風呂に入ろうとした時です
携帯電話がなり、見てみると社長からでした
出るなり多声で「今すぐ来い」と言って電話が切れました
また直ぐに仕事着に着替えて車で職場に向かいました
でも運悪く帰宅ラッシュで職場に着くのが10分ぐらい
遅れました
社長は黒いワンボックスカーの運転席にいて
こちらを睨んで「遅いぞ お前は病気か健忘症か!早く乗れ」と
言われて一瞬怒りが沸きましたが、ぐっと堪えて
後ろドワが空いていたので「すみませんでした」と言い
中に入りました
そこは遺体が入る用に作られていて真ん中が空いていて
電車みたいに横に座る所がありました
椅子に座りドワを閉めるなり車は急発進して
倒れそうになりました
車の運転は粗く凄いスピードで警察に見つかったら一発で
捕まるぐらいの運転でした
運転の途中社長が自分に手袋を渡しました
社長が「これから死体を触るからはめておけ」と言われて
自分の中でいよいよかと思い緊張で心臓が早く動くのが
分かりました
手袋をはめる時も手が震えてるて中々はめられませでした
車が発進してから15分ぐらいして
薄暗い住宅街の奥にある古い二階建てのアパートに着きました
もう日が沈んで夜になっていて
自分と社長が降りるとアパートの二階の階段から誰かが
降りてくるのが見えました
暗闇で良く見えず
自分と社長の方に近づいて来て一mぐらいで分かりました
警察官です
社長と警察官が聞き取れない程の小さい声でボソボソと話ているのを
横で待っていると
社長がニヤリと笑って背広のポケットから封筒を出し
警察官に渡しました
自分はあの封筒に見覚えがあります
就社初日にビール券を入れた封筒です
社長は警察官に賄賂を渡したのです
賄賂を渡すことで他の葬儀屋じゃなく社長の所に電話が行くように
していたのです
警察官は急いで封筒をポケットにしまい
「二階の部屋にあれがあるから近所にバレる前に早く持ってて」と
言い帰ってしまいました
残った自分と社長は二階に上がり扉の空いている
部屋に入りました
そこには..........続く
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